新刊『図解 民法(総則・物権)(最新版)』刊行
- 新刊情報
- 2017年3月 8日 公開
平成27年に「民法の一部を改正する法律案」が国会に上程された。社会経済情勢の変化に鑑み、消滅時効の期間の統一化等の時効に関する規定の整備、法定利率を変動させる規定の新設、保証人の保護を図るための保証債務に関する規定の整備、定型約款に関する規定の新設等を行う必要性等がその改正理由となっている。今回の改正は、財産法について判例等によって蓄積されたものについて立法措置をとることが中心とはいえ、現代社会のニーズに合わせた改正点も少なくなく、明治29年の制定以来初めてといってよい大改正となっている。改正法は、国会で承認されると公布され、公布の日から3年以内に施行されることになる。本書発刊時点においては、いまだ国会の審議中とはいえ、このような背景から、今回の民法改正を無視して、民法の解説を行うことは十分とはいえない。本書は、「民法の一部を改正する法律案」の内容を盛り込み、現行法については「~改正案のポイント~」というタイトルにして別立てで、改正民法と比較する形で解説しています。改正の内容を盛り込んだ民法の全体像がどのようになるのか、いち早く示す解説書。
民法を専門的に取り扱っていない士業の方や一般の方を対象としたベーシックな解説書であり、図表・チャートをふんだんに用いて、理解しやすさを重視した図解シリーズの1冊。
- 3,100 円 (本体価格:2,870 円)
- 澤田 和也 監修 / 大坪 和敏 編著
- 350ページ / B5判
- 2017年3月8日
- ISBN :978-4-7547-2410-8