新刊『税目別 実務上誤りが多い事例と判断に迷う事例Q&A(新訂版)』刊行
- 新刊情報
- 2020年8月 4日 公開
所得税法を始めとする各税法は、国内外の経済取引の変化に柔軟に対応し、改正が行われております。特に、ここ数年、当局は、適正公平な課税の実現を目的とし、矢継ぎ早に、各税法の改正を行っております。平成27年度税制改正による所得税の「国外転出時課税制度」の創設、消費税の「国境を越えた役務の提供に係る課税の見直し」、また、平成29年度税制改正による国際的な租税回避に対応するためのBEPS行動計画に基づく「タックス・ヘイブン対策税制」の改正など、実務家にとっては個人と法人の国際的な課税に関する幅広い知識が求められる場面となっております。また、一方では、実務家として既存の各税法の基本的な取扱いで迷うこともあり、個別の複雑な事案で課税上の取扱いで判断に迷う場合には、当局に対し文書による「事前照会」を行うことも選択肢として考慮しなければならない事態も予想されるところです。
本書は、平成30年12月に出版しました「税目別 税務上誤りが多い事例と判断に迷う事例 PARTⅡ」の続編として執筆したものです。
今回は、所得税、源泉所得税、消費税及び法人税を中心として実務上の取扱いを検討する際の参考となる基本的な事例、判断に迷う事例をQ&A方式により解説しております。所得税については所得区分、源泉所得税については外国法人に対し支払う使用料に関する課税上の具体的な取扱事例、消費税については実務上留意すべき取扱い、法人税に関しては役員に対する給与から移転価格に関連する身近な事例など国内外に関する事例を取り上げています。
- 2,640 円 (本体価格:2,400 円)
- 髙橋 幸之助 著
- 392ページ / A5判
- 2020年8月18日
- ISBN :978-4-7547-2812-0