実学財務会計 ~基礎から応用へ~
著者 | 横山 和夫 著 |
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書籍カテゴリー | |
刊行日 | 2009年12月 1日 刊行 |
ISBN | 978-4-7547-1627-1 |
ページ数 / 判型 | 360ページ / B5判 |
定価 | 税込3,353円(本体3,048円+税10%) |
本書の内容
本書では、財務会計の構造から説き起こし、株式会社の設立、営業取引とその記録、決算取引、財務諸表の作成、キャッシュ・フロー計算書の作成、企業経営の総合評価、倒産予知企業評価等、まさに財務会計の基礎から応用までを一連の取引例と、取締役会や株主総会の議事録も例示しながら分かりやすく解説。
特色
本書は、財務会計ないし簿記会計を初めて学ぶ人や会計実務に従事する人が最も短期間に実務上の決算書(財務諸表)を利用できるよう「実学」の立場で書かれた教科書である。
財務会計ないし簿記会計を学ぶ場合、一般的には、まず簿記検定試験3級(個人企業の商業簿記)レベルを学習し、その後、2級(会社企業の商業簿記と工業簿記)レベルを学習する。しかし、この2級レベルの知識では有価証券報告書に記載してある財務諸表を理解することはできない。財務会計は実学でなければならない。少なくとも商学部や経営学部で簿記論や財務諸表論ないし会計学の単位を修得した者は、実際の財務諸表を利用して経営分析をするだけの知識を得るべきであるが、実際には非常に難しい。
このような現状を踏まえ、本書では、財務会計の構造から説き起こし、株式会社の設立、営業取引とその記録、決算取引、財務諸表の作成、キャッシュ・フロー計算書の作成、企業経営の総合評価、倒産予知企業評価等、まさに財務会計の基礎から応用までを一連の取引例と、取締役会や株主総会の議事録も例示しながら分かりやすく解説。より具体的に、段階的に無理なく理解できるよう配慮された、読んでいて思わず引き込まれてしまう著者渾身の一冊である。
※「実学財務会計」をご利用頂く際の演習用紙として「<a href="/bookshop/products/product/629">実学財務会計演習用紙</a>」(別売)がございます。本演習用紙は、財務諸表が作成されるまでの簿記一巡の手続きを実際に行ってみることで、会計システムへのデータ入力がどのように財務諸表に反映されていくかを実感できるように編まれています。
主要目次
第1章 財務会計の構造
第2章 株式会社の設立務会計の構造
第3章 営業取引とその記録
第4章 決算取引(その1)
第5章 決算取引(その2)
第6章 決算取引(その3)
第7章 決算取引(その4)
第8章 連結財務諸表の基礎
第9章 キャッシュ・フロー計算書
第10章 企業経営の総合評価
【参考】トヨタ自動車株式会社有価証券報告書《抜粋》
〔索引〕