今、財政を考える -日本財政の変遷と将来のために-
著者 | 石坂 匡身 著 |
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書籍カテゴリー | 財政・官庁会計関係 |
刊行日 | 2012年5月28日 刊行 |
ISBN | 978-4-7547-1905-0 |
ページ数 / 判型 | 144ページ / A5判 |
定価 | 税込1,362円(本体1,238円+税10%) |
本書の内容
今、日本は戦後最大の財政危機に直面している。
本書は、まず、財政のあるべき姿を根拠に基づき簡潔明瞭に解説。次に、戦後財政の推移を時系列で具体的なデータから紐解き、危機的な現実と財政健全化への課題を考察。最後に、将来のために財政再建実現への枠組を明示。
日本財政がどのような変遷を辿ったのか。将来のために財政はどうあるべきか。そして、その舵取りをどうするのか。今、財政を考える、契機となる1冊。
特色
今、日本は戦後(第二次大戦後)最大の財政危機に直面している。 近時の日本の財政は歳出のほぼ半分が借金(国債発行収入)で賄われており、平成24年度予算を含め4年連続して国債発行が税収を上回る異常な状態となっている。その結果、平成24年度末の国債残高は700兆円を超えると見込まれている。これは莫大な戦費調達のため大量の国債発行を続けた第二次世界大戦終戦時の水準に匹敵する。 本書では、まず、財政のあるべき姿を根拠に基づき簡潔明瞭に解説し、次に、戦後財政の推移を時系列で具体的なデータから紐解き、現在直面する財政危機の現実と財政健全化のための課題について考察している。 最後に、日本の将来のために、財政再建実現のための枠組みを明示した。 深刻な財政危機に直面する日本の財政がどのような変遷を辿ったのか。将来のために財政はどうあるべきなのか。そして、その舵取りをどうするのか。 今、財政を考える、契機となる1冊。
主要目次
財政のあり方
第1章 財政を考える
第2章 財政の役割、機能
第3章 租税の機能と原則
第4章 国の財政制度
昭和、平成の財政の推移
昭和の財政
第1章 独立回復までの財政-昭和20年から27年まで
第2章 均衡財政の時代-昭和27年から39年まで
第3章 建設国債財政の時代-昭和40年代の財政
第4章 赤字国債依存財政の時代-昭和50年代、60年代の財政
平成の財政-大幅な赤字財政へ
第1章 平成初期の財政運営
第2章 平成10年度以降の財政運営
第3章 平成時代の財政
財政危機-どうする日本の将来
第1章 財政危機の認識と課題
第2章 財政再考