図解とフローチャートによる 倒産法の実務ガイドブック
著者 | 大坪 和敏 / 飛田 博 共著 |
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書籍カテゴリー | 法人税関係 |
刊行日 | 2012年9月24日 刊行 |
ISBN | 978-4-7547-1933-3 |
ページ数 / 判型 | 376ページ / B5判 |
定価 | 税込3,562円(本体3,238円+税10%) |
本書の内容
倒産法制は、破産法、特別清算の規定がある会社法、民事再生法、会社更生法といった複数の法律で規定・構成されており、手続面も各法律で個別に規定されているため、複雑・難解です。
本書は、各々の法律毎に手続の流れやその関係を図解とフローチャートで解説し、法律の全体像と各法律の違いもわかるよう構成。
士業だけでなく債務者・債権者を含めた一般の人も倒産法の基本的知識を整理、理解できるように編纂。
特色
破産などの法的倒産制度は、法が再起の機会を確保しようとするものであり、債権者としても、取引先の倒産による影響を最小限に抑え、自らも連鎖倒産の危機予防の観点から重要なことです。 本書は、債務者だけでなく債権者の立場に立つ一般の人を含めた、倒産に関わるできるだけ多くの人を対象として倒産法の基本的知識を整理し、理解していただくことを主眼として編纂しています。 倒産法制は、破産法、特別清算が組み込まれている会社法、民事再生法、会社更生法といった複数の法律で規定・構成されており、手続面に関しても各法律で個別に規定されているため、実務面において、複雑・難解といわれています。 本書では、破産法、民事再生法、会社更生法などの倒産法の基本的な制度・手続を順番に整理して解説しています。このように倒産法を順に見ていくと、破産法で定められた制度を基本として、他の法律にも同様の規定を設けるとともに各法律に特有な事項について、破産法を修正しあるいは別に加えられていることがわかります。 それぞれの法律を整理・図解化して解説し、手続の流れや関係図をフローチャートで解説することによって、短時間で法律の全体像が見えるようにし、さらに各法律の違いがわかるようにしています。 40のフローチャートのほか、関係図、実務面で必要となる書面・様式を根拠条文とともに数多く収載し、倒産法制全体の理解と実務面での活用に役立つ1冊です。
主要目次
第1章 倒産手続の概要
第1 倒産処理手続の意義
第2 清算型手続の概要
第3 再建型手続の概要
第4 その他の手続の概要
第2章 破産手続
第1 破産手続の概要
第2 破産手続開始の申立て
第3 破産手続の機関
第4 破産者に対する債権の取扱い
第5 担保権の取扱い-別除権
第6 破産手続と契約関係
第7 否認権
第8 役員の責任追及
第9 破産債権の確定
第10 配当
第11 破産手続の終了
第3章 特別清算
第1 特別清算手続の概要
第2 特別清算手続の流れ
第4章 民事再生手続
第1 民事再生手続の概要
第2 民事再生手続の開始
第3 民事再生手続の機関
第4 一般の債権(再生債権)の取扱い
第5 再生債権以外の債権
第6 再生手続と契約関係
第7 担保権の取扱い
第8 再生債務者の財産
第9 再生計画
第10 再生計画認可後の手続
第5章 個人(消費者)についての倒産手続
第1 概説
第2 個人破産
第3 小規模個人再生
第4 給与所得者等再生
第5 住宅資金貸付債権に関する特則
第6章 会社更生手続
第1 会社更生手続の概要
第2 会社更生手続の開始
第3 会社更生手続の機関及び利害関係人
第4 更生手続における債権の取扱い
第5 共益債権
第6 更生手続と契約関係
第7 担保権の取扱い
第8 更生会社の財産
第9 更生計画
第10 更生計画認可後の手続