労働法の実務ガイドブック
著者 | 大坪 和敏 編 |
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書籍カテゴリー | その他全般(税務関係) |
刊行日 | 2014年2月18日 刊行 |
ISBN | 978-4-7547-2086-5 |
ページ数 / 判型 | 374ページ / B5判 |
定価 | 税込3,562円(本体3,238円+税10%) |
本書の内容
本書は、労働法について、できるだけ基礎的な法律知識にも触れ、労働法の全体的な概要を図表やフローチャートに整理して、わかりやすく解説したものです。中小企業・個人事業を営む人や、そこで働く人から相談を受ける機会が多い士業等専門家向けに、全般的な労働法に関わる基本的な知識を実務上の問題点に配慮しつつ、視覚的に習得できるように解説しています。ブラック企業問題の解決にも十分に役立つ1冊。
特色
我が国では、働いている人の90%近くが企業や個人事業主に雇用されている労働者です。労働法は、この労働者の保護を一番の目的としています。使用者は、労働者を雇う場合には労働法に違反しないように労働条件などを定める必要があります。労働法に違反することによって、労働者から訴えられるなどして結果的に大きな制裁を受けることがあります。労働法はこのように重要な法律にもかかわらず、そこに含まれる法律に労働契約法や労働基準法、労働組合法という基本となる法律だけでなく、ほかにも労働者に関わる多くの法律が存在し、それら多くの法律が労働者保護にとどまらない様々な社会政策的な利害調整を図ることを目的として複雑に関係しているため、難解と言われています。
本書は、労働法について、できるだけ基礎的な法律知識にも触れ、労働法の全体的な概要を図表やフローチャートに整理するなどして、わかりやすく解説したものです。
日頃、中小企業・個人事業を営む人や、そこで働く人から相談を受ける機会が多い士業等専門家を対象として、全般的な労働法に関わる基本的な知識を、実務上の問題点に配慮しつつ、視覚的に習得できるように解説しています。最近のブラック企業の問題などについても、問題の所在の把握・理解とその解決に十分に役立つ1冊。
主要目次
第1章 労働法の全体像
第1 労働法という法律の意味
第2 法体系の中の労働法
第3 労働法の基礎
第2章 個別的労働関係法
第1 個別的労働関係とは
第2 就業規則
第3 労働関係の成立段階の法規整
第4 賃金
第5 労働時間・休暇
第6 年少者・女性・高齢者の保護
第7 安全衛生・労働災害の補償
第8 人事
第9 懲戒
第10 労働関係の終了に関する法規整
第11 非正規労働者
第12 倒産・企業再編と労働契約
第3章 労働組合に関わる労働法
第1 労働組合
第2 団体交渉
第3 労働協約
第4 団体行動
第5 不当労働行為の禁止
第4章 労働市場法
第1 労働市場法の意味
第2 雇用仲介事業に関する法律─職業安定法
第3 国家の雇用政策に関する法律
第5章 紛争解決手続
第1 紛争解決制度の全体像
第2 行政による労働関係紛争の解決制度
第3 裁判所による労働関係紛争の解決手続
索 引