ベテラン調査官はここを見てる
著者 | 加藤 武人 著 |
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書籍カテゴリー | その他全般(税務関係) |
刊行日 | 2015年1月30日 刊行 |
ISBN | 978-4-7547-4384-0 |
ページ数 / 判型 | 172ページ / A5判 |
定価 | 税込1,528円(本体1,389円+税10%) |
本書の内容
本書では、「対話方式による事例」に基づき、①調査官の聞き取り方や、経営者の伝え方の視点、②反面調査の視点、③業務プロセス(仕事の仕方)の視点に区分し記載、
その記載にあたってはできる限り法律用語を用いず、分かりやすい表現、企業の経理担当者をはじめ経営者はもちろんのこと、税務の専門家に至るまで必携の書。
主要目次
第1章 調査官の聞き取り方・経営者の伝え方で分かる
01 経験や考え方、会話で判断
02 領収書の住所から不自然な行為を発見
03 ファックスやメールも漏らさずに
04 成功報酬は結審まで未払計上できない
05 借入金が増えているのは、売上の計上もれ
06 簿外にした売上は商品番号で分かる
07 売上の納品書を除外しても簿外売上は分かる
08 名刺交換、気軽な会話から資料収集
09 金歯の回収は雑収入として計上しているか?
10 走行距離から未使用タイヤを調査
11 受け取った給与は本人が管理しているか?
12 高級外車は会社の経費になるか?
13 手帳には仕事の形跡があるのに...
14 契約書のない取引の実態は...
15 自由診療の現金入金は、市販の領収書かレセコンの領収書か?
16 固定資産台帳にない車両が...
第2章 反面調査で分かる
01 土・日の領収書も徹底チェック
02 デパートで購入した手土産代、実はお彼岸のお供え
03 飲食の領収書から人数・食事内容さらに大人・子供かどうかも分かる
04 領収書を分割して入手
05 従業員本人への聞き取りで勤務実態が分かる
06 同じ日付・同時間に別な場所で飲食している
07 領収書を見ても飲食に参加した人・参加人数・集金した金額が分からないと思っていないか?
08 鉄くず等の代金は収入に計上しているか?
第3章 業務プロセス(仕事の仕方)を理解することで分かる
01 支払先、支払金額、上司の決裁の明記が大事
02 「請求書と領収書があれば良い」と勘違いしていないか?
03 海外出張の精算は領収書のほかe-チケット、パスポートで出入国の確認が必要
04 誤りの多い消費税の課税・非課税の判定
05 海外渡航費用は海外視察と海外出張では経費になるかどうか異なる
06 アルバイトには住居確認調査も
07 従業員なのにせがまれて請負として処理
08 締め後分の計上にあたって
09 業務内容次第で経費の範囲が異なる
● 食材が経費になるの?
● 試食が経費になるの?
● エステが経費になるの?
● 衣装やDVDが経費になるの?
● 整体が経費になるの?
● キッチン用品が経費になるの?
10 印紙貼付の実態はすぐ明らかに
11 赤字会社にも税務調査は入るのか?
● 追加工事はただ働きなの?
● 仕入れ過大計上
● 棚卸の過小計上
12 現金商売の調査では...
13 得意先の元役員を受け入れたのは、雇用(給与)か請負(外注)か?
14 建築現場の職人は、雇用(給与)か請負(外注)か?