ここがポイント! 経営・会計・税務・資金繰り
著者 | 加藤 武人 / 温井 德子 共著 |
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書籍カテゴリー | その他全般(税務関係) |
刊行日 | 2018年2月 9日 刊行 |
ISBN | 978-4-7547-4450-2 |
ページ数 / 判型 | 160ページ / A5判 |
定価 | 税込1,426円(本体1,296円+税10%) |
本書の内容
経営の手法・会計の活用・税務への対応は企業活動を行ううえで切っても切り離せないものです。企業活動の現場では、これらを知っているのと知らないのとでは、業績が変わることもしばしば見受けられます。考え方の視点が一つでも多く、多くの人が共有できることで、会社の業績は異なってきます。
本書は、「対話方式による事例」の基づき、企業経営における日常の現場の中から経験した事項を記載しました。その記載にあたっては、できる限り専門用語を用いず、わかりやすい表現にしましたので、企業の経営者はもちろんのこと、従業員の方に至るまで広く活用いただくことを願ってやみません。
また、各金融機関における取引先企業の課題・ニーズの的確な把握を踏まえた事業性評価の第一歩として活用いただけます。
この本を通して、経営者と従業員が同じモノサシで見て、考え、行動することで一体感をもった経営が可能となるでしょう。
主要目次
第1章 「経営」のここがポイント!
事例1 売上を増やしたい、実現できますか?(顧客数のアップ・単価のアップ)
事例2 売上を増やしたい、従業員の確保は大丈夫?
事例3 独立心と自由度を提供することで働き手を確保
事例4 「顧客満足」と「社員満足」どちらを優先?
事例5 目先の利益は将来の利益を失うこととなる?
事例6 特売で安く売りたい、どんな狙い?
事例7 値上げと値下げ、どちらを選ぶ?
事例8 ラーメン屋さんの損益分岐点は?
事例9 給与より専属外注とすると手取りが多い?
事例10 独立採算制で働く人の自主性を育てたい
事例11 店舗別・事業別の業績を同時に見ると新たな発見
事例12 統治・支配・管理、ガバナンスって何?
事例13 海外にも売っていきたい
事例14 外国人の受け入れで活性化、海外パートナーに発展
第2章 「会計」のここがポイント!
事例15 多く仕入れることで値引き、すべて売り尽くせば問題ない?
事例16 追加工事? 本当は赤字覚悟の後片付け応援...
事例17 卸売りと小売りが混在して正確な利益率がわからない
事例18 期末棚卸を600万円水増しさせることで、業績が良く見えてくる
事例19 販管費が増加している何が課題なの?(変動費と固定費を区分せず業績管理)
事例20 工事番号の二重付番により売上の過大計上?
事例21 飲食の支払いに個人的な支払いが混ざっている?
事例22 デパートで購入した手土産代、実はお彼岸のお供え
第3章 「税務」のここがポイント!
事例23 経験や考え方、会話で判断
事例24 名刺交換、気軽な会話から資料収集
事例25 金歯の回収は雑収入として計上しているか?
事例26 走行距離から未使用タイヤを調査
事例27 5000万円を超える国外財産があると調書の提出が必要
事例28 土・日の領収書も徹底チェック
事例29 「請求書と領収書があれば良い」と勘違いしていないか?
事例30 海外出張の精算は領収書のほかe-チケット、パスポートが必要
事例31 俳優が自ら購入した衣装やDVD、経費として認められるか?
事例32 新商品開発のためのサンプル購入、経費として認められるのか?
第4章 「資金繰り」のここがポンイト!
事例33 レンタルするより購入した方が本当に良いの?
事例34 信用保証協会枠は確認しているか?
事例35 在庫商品を極力持たないようにするとどのような効果があるの?
事例36 設備投資が過大、それとも返済期間が短い?
事例37 利益率の低い(薄利の)仕事をなぜ受けるの?
事例38 思いつきだけでお金が借りられる?
事例39 毎月の在庫調べは大変、ところでメリットは?
事例40 債権回収にはこんな方法もあるの?
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