税法思考術
著者 | 木山 泰嗣 著 |
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書籍カテゴリー | その他全般(税務関係) |
刊行日 | 2020年4月22日 刊行 |
ISBN | 978-4-7547-2779-6 |
ページ数 / 判型 | 272ページ / 四六判 |
定価 | 税込1,980円(本体1,800円+税10%) |
本書の内容
好評の「税法読書術」に続く税法エッセイ第2弾! 最近の新しい判例や平成27年の最高裁判決から始まった「判断基準の複雑化傾向」、源泉徴収について近年生じている限界といった税法をめぐるトピックを軸に、2020年という世の中で起きている問題について、その対象を議論することではなく「思考の仕方」を問題提起する異色の税法エッセイ。
主要目次
1 税法と私法の間にある「中間地帯」とは?
2 ユニバーサル・ミュージック事件─東京地裁令和元年判決を読む
3 最後のセンター試験は、監督待機......。
4 税務判例は数字も重要
5 税法の歴史を学ぶ─『租税史回廊』を読んで
6 共同事業の所得が判断された裁判例を考える
7 判断基準とは何か?①─平成27年に生じた分岐点(判断基準の複雑化傾向)
8 判断基準とは何か?②─競馬事件を素材に考えてみる
9 判断基準とは何か?③─近年の必要経費の裁判例をみる
10 税務雑誌から得る情報─新人記者の活躍
11 課税要件は、なぜ重要なのか?
12 税法論文を書くための思考
13 税法論文の書き方─文献の集め方(古稀記念論文)
14 思考モデルは、二項対立?
15 不服申立て・税務訴訟の認容率に異変?
16 法律主義の行方①─通達との向き合い方
17 法律主義の行方②─立法趣旨との付き合い方
18 意味のない質問なのか?─ディベート思考で考えてみる
19 税法解釈とは?①─借用概念のあらたな視点
20 税法解釈とは?②─実質主義と形式主義の奥深さ
21 税法解釈とは?③─経済的成果をめぐり考えるべきことは何か?
22 原稿をいつ書いているのか? どのように書いているのか?
23 源泉徴収義務の不思議①─制度の限界が露呈されている?
24 源泉徴収義務の不思議②─「支払」という言葉の意味は?
25 マニア思考VS本質論
26 文系思考VS理系思考
27 「やらなくてもよいこと」─でも、それをやるのが人生では?
28 結びに代えて─次回作は『スイーツ税法術』?
補遺
あとがき